・理学療法士の仕事が辛くて辞めたい…。
・でも1年目で辞めるなんてダメだよね?
このような悩みを持つ方に向けて記事を書きました。
この記事を読むことで以下のことがわかります。
・1年目で辞めてもいい理由
・自分に合った職場で働く方法
・1年目で転職する際の注意点
僕のプロフィールはこちら
結論、1年目でも仕事を辞めて大丈夫です!
理由は後述しますが、辛いなら辞めてもいいし、自分に合った職場に行くべきです。
実際に僕も1年目の頃は仕事ができない、患者とのコミュニケーションがうまくい取れないなど悩んでいました。
その時の経験から、みなさんへアドバイスができればいいなと思います。
この記事を読めば、理学療法士の仕事が辛いと悩むことはグッと減ると思いますよ。
転職希望の方はこちらの記事が参考になります
理学療法士を1年目で辞めて良い理由
先ほどもお伝えしましたが、理学療法士1年目でも辞めて大丈夫です。
理由は以下4つ。
- 理学療法士を採用したい病院、クリニックは沢山ある
- 採用した企業は特定求職者雇用開発助成金がもらえる
- 経験のある若手は欲しがる病院が多い
- 体を壊す方が、ダメージが大きい
順番に解説します。
理学療法士を採用したい病院、クリニックは沢山ある
厚生労働省が発表しているjobtagによると、令和4年度の理学療法士の有効求人倍率は4.21倍。
つまり、1人の理学療法士に対して、4つの施設が採用したいと言っているわけです。
「理学療法士1年目で辞めたら仕事がなくなる😱」
と思っている方は、有効求人倍率は4.21倍あるので安心してください。
「それなら転職もありかも🤔」
そのように感じ、あなたが転職を希望するなら【
理学療法士の求人に特化していて、求人数が業界NO.1の19,289件あります。
採用した企業は特定求職者雇用開発助成金がもらえる
転職した人を雇い入れると、企業は助成金をもらえます。
雇う側にもメリットがあるので、1年目で転職しても採用してもらえやすいです。
経験のある若手は欲しがる病院が多い
雇う側からすると、1年目のPTはとてもお買い得です。
理由は、最初の研修をある程度済ませた状態で転職してくるから。
病院からすると、最初の研修期間中は給料が発生しているのもかかわらず、売り上げがない状態。
そこの研修をある程度終えて転職してきた若手PTは、即戦力として採用できるので欲しがる病院が多いんです。
体を壊す方が、ダメージが大きい
無理に仕事を続けると体を壊してしまいます。
- 不眠
- 体のだるさ
- 食欲低下
- うつ
- 判断力低下
こう言った状態で仕事をしていると、ミスは続くし、患者にとっても良くありません。
さらに悪化して精神疾患にかかってしまうと、元に戻すのに何年もかかる可能性があります。
1年目でもPTを辞めたくなったら辞めてしまって、体調を整えるのが先決です。
理学療法士1年目が辞める理由とは?
理由は人それぞれありますが、僕がよく聞くのは以下4つ。
・職場の人間関係
・自分の仕事のできなさに絶望
・勉強会や学会発表の準備がきつい
・給料が安い
職場の人間関係
やっぱり一番多いのは、上司と部下の関係。
上司も新人を一人前に育てようと力が入りすぎて、パワハラと受け取られてしまうことが多いです。
例えば、
- 指導が行きすぎて、怒鳴ってしまう
- 説教が長くなって帰りが遅くなってしまう
- 注意の回数が増えてしまう
これは上司の責任感が強いことが原因ですが、中には本当に気分屋のパワハラ上司もいるので注意ですね。
自分の仕事のできなさに絶望
1年目は
- 自分のスキルの無さ
- 教えてもらう先輩、上司の期待に応えられない
- 患者が良くならない
こういった悩みがつきものです。
正直、1年目で患者を良くするスキルなんて身につきません。
何年も試行錯誤したり、勉強会に参加して少しずつスキルが上がっていくものです。
スキルアップには時間がかかると割り切って、今の自分にできることを精一杯やってください。
そうすれば自然と技術もついてきますよ。
勉強会や学会発表の準備がきつい
勉強会やスキルアップに力を入れている職場に行くと、このような問題が発生します。
仕事は17時に終わったけど、
- 院内での勉強会に参加
- 症例発表の準備
などで22時過ぎまで残っているなんてこともざらにあります。
給料が安い
理学療法士の給料は上がりません。
理由は、診療報酬や1日に理学療法を提供できる単位数が決まっているから。
どれだけ、最悪な状態からリハビリで良くしても、効率的に作業をして患者数を沢山みようとしても、金額が決まっているため、病院に入ってくるお金は変わりません。
そうなると僕らの給料も変わりませんね。
給料を上げるには、PT以外の一般職に転職するのが一番早いです。
一般職への転職希望の人は、リクルートが運営する『
20代の若い層をターゲットにした転職サイトなので、1年目で転職する人に役立ちます。
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理学療法士1年目が辞めたくなった時へのアドバイス
スキルアップ方法と患者・上司との関わり方
自分の仕事のできなさに絶望を感じている人は、1年目で完璧に仕事ができる人なんて存在しないと思ってください。
上司や先輩たちだって何年も勉強してようやく今のスキルを身につけたんです。
職場の勉強会に参加しなくても、今はオンラインセミナーもあるので、自分の好きな時間、タイミングで勉強すればいいんです。
1年目でできることは、
- 元気よく挨拶する
- 患者と笑顔で接する
- なんでも丁寧に行う
- 自分のペースでコツコツ勉強する
- わからないことはなんでも上司に聞く
以上。
これさえやっておけば、上司、患者とのコミュニケーションも問題なく取れます。
頑張りすぎて、体が動かなくなると回復するのに何年もかかってしまうかもしれません。
そうならないうちに、早めに対策を打つようにしましょう。
まとめると
- 1年目で仕事ができる人はいない
- 仕事ができるまで何年もかかる
- 無理して勉強会に参加しない
- 自分のタイミングでオンラインセミナーを受けてスキルUP
- 元気よく挨拶する
- 患者と笑顔で接する
- なんでも丁寧に行う
- 自分のペースでコツコツ勉強する
- わからないことはなんでも上司に聞く
これらを意識するだけでだいぶ楽になりますよ。
ぜひ頭の片隅に入れておいてください。
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転職サポートで相談し転職する
転職を考えている人は、転職サポートを利用しましょう。
Web面談で、仕事内容や成長の機会、ワークライフバランス、サポート体制、教育制度、給与や福利厚生などを相談できます。
転職活動において、求人情報の提供や面接対策、履歴書の添削などの支援もサポートしてもらえるのでおすすめです。
【
専門学校や大学の同級生から情報収集する
同級生が転職していたら、職場の雰囲気や給料など聞いてみるのも手です。
僕の同級生は何人か転職しているので、転職先の情報を聞いたりしていました。
求人情報に載っていない、生の声が聞けるので参考になりますよ。
別部署に移動届を出す
今の職場が自分に合わない場合は、他部署に移動するのも手です。
例えば、僕は回復期病棟から同じ法人内の訪問看護ステーションに移動させてもらいました。
上司や周りのスタッフも一新されるので、僕にとっては快適な環境になって仕事が快適に。
転職までは考えていない人は、別部署への移動も選択肢の一つに入れておくといいですよ。
1年目で転職する際の注意点
もし、1年目で転職を考えているなら転職する際の注意点を押さえておきましょう。
失業保険はもらえない
毎年社会保険料として雇用保険が引かれていますね。
それを支払っている人は失業保険がもらえます。
ただし、1年目は失業保険が給付されません。
失業保険の条件が、『1年以上の雇用保険の被保険者期間があること』が条件だからです。
1年目で辞める人は就職先を決めてから転職することをおすすめします。
理学療法士が求人を探す際のポイント
求人を探す際は以下の点を参考にすると良いですよ。
- 自分の希望する条件に合っているか
- 職場の雰囲気はどうか
- 人間関係は良いか
- 勉強会や委員会など仕事以外の付帯業務はあるか
- 昇給の条件はどのようなものか
これらを意識して求人を探すと、良い職場に巡り会える確率が上がりますよ。
特に、職場の雰囲気や人間関係、昇給の条件など、細かいところは求人情報には載っていないことが多いので、転職サポーターを利用しましょう。
【
退職前提で話を進めよう
転職希望がある際は、直属の上司に話をしましょう。
その際は、相談ではなく退職する旨を伝えることが大事です。
なぜなら相談だと辞められないように必死に引き止めにくるから。
もうすでに退職の意思を決めている前提で話をしてくださいね。
退職は3ヶ月前に伝える
法律上は14日前に伝えればOK。
でも14日前だと引き継ぎや代わりのスタッフに負担がかかってしまう可能性があるので、できれば3ヶ月前に伝えたほうが良いです。
円満に退職するために、3ヶ月前には伝えるようにしましょう。
実際に1年目で辞める人はどのくらいいる?
理学療法士のリアリティショックおよびバーンアウトの状況調査によると、21~25 歳の理学療法士の離職率は16.5%。
100人いたら16人くらい1年未満で辞めていくことになります。
僕の職場でも毎年10人くらい入ってきて、1人やめて行く感じなので感覚としても合致。
一方で「平成30年雇用動向調査(厚生労働省)」によると、平成28年1年間の離職率は産業全体で15.0%。
産業全体で比べても理学療法士1年目で辞める人は少し多いです。
それだけ仕事に対するストレスが多い職業なんですね。
理学療法士を辞めた方がいい人の特徴
僕は8年間理学療法士をやってきて、何人もやめていった人を見てきました。
その中でなんとなく理学療法士を辞めたほうがいい人の特徴に気づいたので紹介します。
あくまで僕個人の意見なので軽く流してください。
理学療法士を辞めたほうがいい人の特徴は以下の3つ。
- 給料に不満がある
- 患者とのコミュニケーションが苦痛
- スキルアップに関心がない
当てはまる人は、もしかしたら一般職へ転職した方が自分に合った環境かもしれないので、PT以外の業界への転職もありです。
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給料に不満がある
理学療法士の給料は今後も増えません。
これは断言できますが診療報酬などの仕組み上、給料を増やすことは難しいのです。
給料がもっと欲しい人は他の職業に就くしかありません。
もっと稼ぎたいと思っているあなたは、理学療法士より一般職の方が向いている可能性があるので、他の職業にチャレンジするのもありです。
患者とのコミュニケーションが苦痛
理学療法士は他の医療職と比べて患者との関わりが非常に多いです。
リハビリ中は長い時で60分も一緒に訓練を行います。
患者とコミュニケーションを取るのが苦手な人はそもそも理学療法士は苦痛になってしまうので辞めたほうが良いかもしれません。
スキルアップに関心がない
治療技術を磨かないと患者を良くすることはできません。
💁♂️「おしゃべりして適当に体を動かしていれば良いんでしょ」
こんなふうに思っていると、いずれ仕事のやりがいもなくなり、辞めたくなると思いますよ。
1年目理学療法士が辞めるタイミングはいつがベスト?
辞めるタイミングはいつでもOK。
理由はあなたがいつ辞めても1年目の転職が有利なのは変わらないから。
理学療法士1年目を欲しがる病院やクリニックは沢山あります。
あなたの好きなタイミングでやめて大丈夫です。
細かいことを言うと7月、12月にボーナスをもらって辞める人が多いですが、ボーナスのために今の辛い環境に長くいる必要はありません。
あなたを欲しがる企業は沢山あるので、安心してください。
理学療法士の転職に強い転職サイト
ここでは理学療法士の転職に強い転職サイトを紹介します。
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色々登録して、自分に合った転職先を見つけてくださいね。
具体的な特徴や使い方については以下の記事を参考にしてください。
まとめ:1年目でもやめたいと思ったらやめて大丈夫!
最後にまとめです。
結論、理学療法士1年目でも辞めて大丈夫です。
理由は以下4つ
- 理学療法士を採用したい病院、クリニックは沢山ある
- 採用した企業は特定求職者雇用開発助成金がもらえる
- 経験のある若手は欲しがる病院が多い
- 体を壊す方が、ダメージが大きい
厚生労働省が発表しているjobtagによると、令和4年度の理学療法士の有効求人倍率は4.21倍。
あなたが1年目で辞めても、転職先は沢山あるので心配しなくて大丈夫です。
体を壊す前に、辞めたいタイミングでやめてください。
PTへの転職は【
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理学療法士1年目が辞めたくなった時へのアドバイスはこちら。
- 1年目で仕事ができる人はいない
- 仕事ができるまで何年もかかる
- 無理して勉強会に参加しない
- 自分のタイミングでオンラインセミナーを受けてスキルUP
- 元気よく挨拶する
- 患者と笑顔で接する
- なんでも丁寧に行う
- 自分のペースでコツコツ勉強する
- わからないことはなんでも上司に聞く
これらを意識してやっていれば、だいたい大丈夫です。
それでも文句を言ってくる上司がいたら部署を変えるか、転職してください笑
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