みなさんこんにちは
しま理学療法士です
今回は連続増配企業トップ6を紹介します!
連続増配企業ってなに?
配当金が毎年上がっていく企業のことを連続増配企業と呼ぶよ
企業は毎年決まった時期に会社で得た利益の一部を株主に還元します。
これを配当金といいます。
この配当金が毎年上がっていく企業のことを連続増配企業と呼びます。
毎年もらえる配当金が増えるの?
やったー!
なぜ増配率に注目するのか?
なんで増配率に注目するの?
長期にわたって増配してくれると将来の配当利回りが上がるからだよ。
例えば現在の配当利回りが3%、増配率が5%だと仮定します。
すると10年後には配当利回りは4.89%、20年後には7.9%となります。
毎年5%増配していくだけで配当利回りが3%から7.9%にまで上昇しました。
もし配当金が100円だったら20年後には265円になる計算です。
なるほど!
今はまだ配当利回りは低いけど20年後、30年後には高配当化するんだね。
そうだね。
今の配当利回りだけ見てると将来もらえる配当金が増えない可能性もあるよ。
連続増配企業トップ6
では連続増配企業トップ6を見ていきましょう。
花王って32年も増配してるの?
すごくない?
日本の中ではダントツ一位だね
連続増配企業:花王
花王は日本を代表する家庭用品の総合企業です。
化粧品に強みがあり、化学品も展開しています。
なんか全部見たことあるよ
スーパー、薬局、コンビニどこにでも売ってるよね
花王は32年連続増配企業ですが配当利回りが2.61%しかありません。
100万円投資しても年間2万6100円しか配当金を受け取れないので高配当株とは言えないですね。
しかし花王の10年間の平均増配率は9%なので現在の株価(5660円)で買っていれば10年後には配当利回り6%と高配当化します。
じゃあ今から仕込んでおけば将来は利回り6%の高配当になるね!やったー!
ただこのまま9%で増配し続けたらの話だけどね
え?そうなの?
ここ最近は配当性向が60%を超えてきたのでこのままの増配率を維持することは難しいかもしれません。
配当性向が増えると会社の貯金が少なくなり設備投資や人件費に回すお金がなくなります。
なので配当性向が高くなってくると将来的に減配するリスクが高まります。
長期で高配当株投資をするなら配当性向に余裕がある企業を選びたいね
連続増配企業:ユー・エス・エス
中古車オークション運営最大手です。
正直知らない会社だったのですが調べてみると連続増配24年の優良企業でした。
配当利回りは2.87%とやや物足りませんが、配当性向は40%台をキープしておりまずまずです。
増配率は10年平均が8%と良さそうです。
このままいけば10年後には配当利回り6.1%の高配当となりそうです。
この企業は良いんじゃないの?
売り上げも僅かだけど右肩上がりだし自己資本比率も80%近くあって財務優良の良い企業だね。僕も買ってるよ。
配当性向もまだ余裕があるし、売上も右肩上がりなので今後も増配を続けてくれる可能性が高い企業ですね。
連続増配企業:SPK
自動車部品専門商社です。
補修・車検部品が主力で産機・建機用も手掛けます。
こちらもユー・エス・エスと同じく連続増配24年です。
10年間の平均増配率は4%とやや物足りない感じですね。
現在の配当利回りは3.24%です。
高配当株投資としては利回りが少ないですね。
もう少し利回りが上がったら欲しい銘柄だね。
配当性向は20%台とまだ余力を残しています。
つまりまだしばらくは増配しそうって感じ?
そうだね。
余力がある分まだ増配できそうだね。
連続増配企業:三菱HCキャピタル
MUFGのリース大手です。
2021年に三菱UFJリースと日立キャピタルが合併し、商号が三菱HCキャピタルとなりました。
情報機器に強みがあり海外に積極展開しています。
配当利回りは4.94% と高配当株と言えます。
10年平均増配率は16%と驚異的な数字を叩き出しています。
今買って順調に増配していけば10年後には配当利回り19%と超高配当化しますね。
すごいね!
配当利回り19%ってぼったくりなみの利回りでしょ!
増配率16%が10年も続くのは成長企業じゃないから難しいけどね。
配当性向は30%ほどとそれほど高くなくまだ余裕がありそうです。
自己資本比率はリース業なので13%台と低めです。
リース業は設備投資をしていかないといけないから自己資本比率が少なくなるよ。
そのため資金繰りになると倒産リスクが高くなります。
しかし純資産が1兆円と十分にあるのですぐに倒産するということは無さそうですね。
自己資本比率について詳しく知りたい人は下記の記事を参考にしてね。
連続増配企業:小林製薬
芳香剤最大手です。
家庭用品、医薬品・医療機器や健康食品も展開しています。
連続増配年数は22年です。
10年平均増配率は8%と高いです。
しかし配当利回りは1.01%と低利回りです。
でも増配率8%だから将来は高配当化するんじゃない?
計算すると10年で2.2%、20年で4.7%の利回りが出るね。
ちょっと時間がかかりすぎるかな。
株価の割高、割安の目安であるPERも30%を超えており割高感が強いので私は購入していません。
PERは一般的には30%程度が適正と言われているよ。でも小林製薬は一般消費財で売上も横ばいなので将来利益がどんどん増える企業ではないと思うんだ。
そう考えるとPERが30%でも割高な感じがするね。
連続増配企業:リコーリース
事務用品や情報関連機器および医療機器や産業工作機械のリースを手掛ける企業です。
また、法人を対象とした融資や特定の業界に特化した融資および住宅やマンションローンの貸付に代表される金融サービスにも対応しています。
連続増配率は22年と小林製薬と同じです。
10年平均増配率は11%と高めです。
配当利回りは3.89%と高配当となっています。
配当性向は20%台と無理している値ではありません。
お?これは良い企業じゃない?
なかなか良い企業だと思うよ。
売り上げが伸びていないから増配率が今後低くなる可能性はあるけどね。
まとめ:現在の配当利回りだけでなく増配率にも注目しよう!
今回は高配当株投資をする上で配当利回りだけでなく増配率も加味して企業を分析してみました。
増配率を加味すると今まで視野に入っていなかった企業にも目が向くようになります。
今の配当利回りだけでなく将来の配当利回りにも気を配って日本高配当株を購入していきましょう。
日本の高配当株投資の始め方は下記の記事を参考にしてね
それではまた!
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