皆さんこんにちは
しま理学療法士です
あなたは芙蓉総合リースについてどれくらい知っていますか?
・高配当株投資家に人気だよね
・Twitterでもちょくちょく出てくる名前だね
・何してる会社かよくわからない
これくらいの情報しか知らない方も多いと思います。
私もそうでした笑
そこで芙蓉総合リースについて調べてみたのでよく知らないって方は是非読んでみてください。
この記事を読むと以下のことがわかるようになります。
それでは解説していきます。
リース業界の概要
リースって何?
そもそもリース業ってなに?
リースとは、企業が必要な物をリース会社から長期で借り受ける仕組みのことだよ。
借り入れができる主なものとして以下のものがあります。
え?人工衛星や家畜もリースできるの?
リースできないものはほとんどないんじゃないかな
企業はリース会社から物を長期でリースすることで安く設備投資することができます。
長期で分割して支払うので安価で設備投資できお金のない企業も資金繰りが楽になるので利用価値が高いです。
リース業界のビジネスモデル
高配当株投資ってどんな投資方法なの?
リース会社は資金調達が非常に重要になります。
リーマンショックなどで金融市場が機能しなくなると、非常に経営が危険になるというリスクがあります。
お金を借りて行うビジネスモデルだから返せなくなると倒産しちゃうよね
そうだね
リース企業の財務状況などは常にチェックしないと倒産リスクがあるから気をつけないとね
あとリース会社は環境に優しいビジネスモデルって聞いたよ
リース業自体がもともと3R(リデュース・リユース・リサイクル)を体現するようなビジネスモデルなんだ。
昨今はSDGsが話題になっており、世界のみんなで2030年までに環境問題、差別、貧困、人権問題を解決していこうという計画が進められています。
欧米ではこのようなグローバルスタンダードを守らない企業は、投資家や労働者から敬遠され、資金調達や人材確保の面でも不利になるといわれています。
リース業界のビジネスモデルはSDGsの観点からも時代に合っており重要性が増してくると思われます。
リース業界の動向
コロナの影響でテレワークが普及し、オフィスで需要があるOA機器の必要性が低下し低迷しています。
また今は超低金利時代なので、銀行融資のハードルが下がったため投資金額の大きい土木建設機器もリースの優位性が下がりました。
また国内市場でも頭打ちが見え、海外に市場を求めて動き出している企業も多いです。
今後のリース業界では、いかに海外に事業を展開し、成長する分野を見つけることができるかが明暗を分けると考えられます。
リース業界の売り上げランキング
リース業界の勢力図はどのようになっているのでしょうか?
売上高ランキングで上位5企業を見てみましょう。
一位:オリックス 2兆2927億円
二位:三井住友ファイナンス&リース 1兆4382億円
三位:東京センチュリー 1兆2001億円
四位:三菱HCキャピタル 8943億円
五位:芙蓉総合リース 7402億円
一番売上高が大きいのはオリックスです。
芙蓉総合リースはオリックスの1/3程度ですね。
芙蓉総合リースってどんな会社?
芙蓉総合リースの概要
設立日が1969年だから歴史があるね
コンサルティングや不動産リースも行っていて幅広い事業内容だね
営業拠点もアジア、アメリカ、ヨーロッパと幅広く海外への事業展開も積極的に行っています。
芙蓉総合リース中期経営計画
脱炭素に向けて環境にも配慮しようとしているね
自己資本比率を高めて安全性を高くしようとしているのも好印象
一般的なリース業よりエネルギーや環境に関連する事業に重きを置くみたいだね
これからマーケットが拡大すると見込まれる事業に集中投資するみたいだね
芙蓉総合リースEPS
EPSは一株あたりの純利益です。
これが右肩上がりということは利益も増えており企業が成長しているということです。
EPSを見る限り、芙蓉総合リースは利益も順調に増えており成長していますね。
芙蓉総合リース営業利益率
営業利益率7%っていいの?
リース業界の平均は4.8%だから良い方だよ
右肩上がりで増えてるしね
営業利益率は売り上げのうちどのくらい営業利益として残るかを意味する指標です。
つまり本業で利益を稼ぐ力が強いということです。
芙蓉総合リースの営業利益率は7%と平均より多いので本業のリース業が上手くいっているということですね。
芙蓉総合リース配当金&株主優待
配当金は右肩上がりで年々増加傾向です。
それにもかかわらず利益に占める配当金の割合である配当性向は20%台と少なくまだ株主還元に余力を残しています。
今後は2026年までに配当性向30%を目標に配当金を増やしていく計画です。
企業の成長余力を残しつつ株主還元も積極的に行っていくので高配当株投資として旨みがありますね。
また株主優待も1単元(100株)以上所有で3000円分のカタログギフトか3000円分の図書カードどちらか選んでもらえます。
2年以上継続すると5000円にアップします。
高配当投資家は長期保有が前提なので継続すると5000円にアップするのは嬉しいですね。
芙蓉総合リース自己資本比率
リース会社は、多額の借り入れをして、その資本で資産を購入しリースして収益を得るビジネスです。
ですので、レバレッジを利かせてビジネスを行っているので、自己資本比率は低くなっています。
芙蓉総合リースは中期経営計画で自己資本比率を13〜15%にするとしているので今より安全性は高まると思います。
芙蓉総合リースの残念な点
逆に少し残念な点があります。
今後13〜15%に自己資本比率を向上させるとは言っても自己資本比率10%台というのはかなり倒産リスクが高いです。
しかもオリックスのように潤沢なキャッシュがあるわけではないのでリーマンショックのような金融危機が長期で訪れた場合、倒産してしまう可能性があります。
配当利回りも現在は3.62%と低く高配当としては魅力に欠けます。
まとめ:なんだかんだ芙蓉総合リースは高配当株投資としてあり!
最後に芙蓉総合リースの残念な点に触れましたが財務状況、配当性向、株主還元、中期経営計画を見る限り私は高配当株投資としてありだと思います。
オリックスはリース以外の事業もいろいろ行っているのでリース業として同じように比べられないです。
同じリース業でも一社だけ投資するのは集中投資になってしまうので分散投資という観点からも複数のリース会社に投資する方がいいと思います。
私はマイルールに従って配当利回りが3.75%以上になったタイミングで購入しようかと思っています。
それまではウォッチを続けようと思っています。
以上、参考になりましたら幸いです。
何かわからないことや疑問があればコメントやTwitterのDMで連絡もらえたら嬉しいです。
それではまた!
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