・日本高配当株ポートフォリオってなに?どうやって作るの?
・セクター分散や比率はどれくらいがいいの?
このような悩みを持つ方に向けて記事を書きました。
この記事を読むことで以下のことがわかります。
・日本高配当株ポートフォリオとは
・ポートフォリオの作り方
・セクター分散、比率はどれくらいがいいのか
・配当金構成比はどれくらいがいいか
僕のプロフィールはこちら
・日本高配当株投資歴4年
・2022年の配当収入79,827円
このブログでは日本高配当株ポートフォリオについて解説しています。
正解は人それぞれだと思うので私なりの考え方などお伝えできたらなと思います。
ポートフォリオとは?
そもそもポートフォリオって何?
ポートフォリオとは株はどの銘柄で何株持つかなどの検討をすることだよ
もう少し具体的に言うと日本の高配当銘柄の中で、銘柄数、セクター、配当金構成比をどのような割合にするか決める事です。
セクターっていうのは以下の画像のような企業の業種のことだよ
日本高配当株ポートフォリオの作り方
僕がポートフォリオを作る上で重視しているポイントは以下の4つです。
- 銘柄数は最低50以上
- セクター比率は10%程度
- 一銘柄5%以下
- 配当金構成比10%以下
一つずつ見ていきましょう。
銘柄数は最低50以上
理由は以下2つです。
・10〜20銘柄では分散が不十分
・プロが作る高配当ファンドも50銘柄以上に分散されている
10〜20銘柄では分散が不十分
10〜20銘柄に分散すれば十分でそれ以上は分散効果が薄れると言われることがあります。
しかしその中身は株式、債券、金、不動産などに分散した場合で考えられていることが多いです。
株式のみ、しかも高配当株となると10〜20銘柄では安定性に欠けます。
高配当株投資は30年、40年と長期投資となるため少数銘柄ではリスクが大き過ぎるからです。
プロが作る高配当ファンドも50銘柄以上に分散されている
銘柄名についている50,70.70という数字は銘柄数を表しています。
これらの表は日米の高配当ETFを集めたものです。
このようにプロが作る高配当ETFですら最低50銘柄以上に分散しているのに素人の私が数十銘柄に分散ではリスクが高過ぎではないでしょうか?
・10〜20銘柄では分散が不十分
・プロが作る高配当ファンドも50銘柄以上に分散されている
以上、二つの理由から私は50銘柄以上分散することをお勧めします。
ちなみに僕は76銘柄に分散してるよ。目標は80銘柄くらいかな
セクター比率は10%程度
セクターとは下記の表のような分類のことです。
例えば50銘柄に分散していても銀行株関連の銘柄ばかり持っていては意味がありません。
銀行株関連が下がれば他の銀行も同じように下がるからです。
電気・ガス、食料品、保険などのセクターを混ぜることでリスクの分散になります。
景気は循環するので、ある一部のセクターが不良でも他のセクターの調子がいいことがあります。
別のセクターを加えることでお互い相殺され下落率が抑えられます。
一銘柄5%以下
一銘柄5%以下に抑えていれば最悪倒産しても5%の損失で済みます。
将来3000万円ほど投資する予定なので5%で150万円の損失ですが、これくらいであれば余剰資金でなんとでもなります。
配当金構成比は多くても10%以下
配当金構成比って何?
持っている銘柄がどの程度配当金を生んでくれているかの比率だよ
配当金構成比は高配当株投資をする上で一番大事なところです。
ここの比率がおかしいと、もらえる配当金の変動が激しくなってしまいます。
例えば1年間にもらえる配当金が20万円として、そのうちA社の配当金が10万円だとA社が50%の配当金構成比ということになります。
A社が倒産すれば10万円の配当金がもらえなくなり、安定配当を目指す高配当株投資としては致命的です。
しかし、配当金構成比を10%にすれば、1社が業績悪化で無配になったとしても2万円の損失で済みます。
配当金構成比を偏らないようにすることで安定した配当収入が得られるよ
私の日本高配当株ポートフォリオを紹介
最後に私が実際に作ったポートフォリオを紹介します。
日本高配当株ポートフォリオ
この円グラフの作り方がわからない方はこちらの記事をご覧ください
このグラフはどうやってみたらいいの?
わかりにくいよね。今から解説するね。
円グラフの周りの数字は「企業コード」と言って企業を識別するためのコードです。
それぞれ企業ごとに企業コードが割り振られています。
真ん中の数字は何?
真ん中の数字は時価評価額と言って現在の資産額を表しています。
プラスになっている数字は評価損益と言って購入時の価格と現在の価格の差を現しています。
プラスということはそれだけ購入時より価格が上がっているということです。
40万円もプラスになってる!すごいね!
配当金と含み益でダブルで美味しいね!
業種別
僕のポートフォリオでは22業種に分散されています。
業種は全部で33業種あるので半分以上に分散できています。
しかし情報通信のセクターが17.6%と目標の10%を大きく超えてしまっているのでもう少し抑えていきたいですね。
逆に電気・ガス、ゴム、食料品業種はもう少し増やしていきたいです。
配当金額
年間の配当金額は税引前で14万1639円です。
ニホンフラッシュという企業の配当金構成比が9.51%と目標の10%までまだ余裕があります。
もし無配に転落した場合、年間の配当金の約1割が損失することになりますが1割ならまだ救いがありますね。
まとめ:自分なりの日本高配当株ポートフォリオを作ってみよう!
なんか考えること多くて嫌になっちゃうよ
日本の高配当ETFは米国のSPYD、HDV、VYMのような良いETFがないから自分で作るしかないんだ
闇雲に高配当の銘柄だけを買っていけば、セクター比率や配当金構成比が一部の企業に依存してしまう可能性があります。
一つの銘柄に頼るというのは、高配当株投資をする上では非常にリスクが高いです。
しっかり分散して腰を据えた運用をしていきましょう。
ポートフォリオを作る上で重視しているポイント以下の4つです。
- 銘柄数は最低50以上
- セクター比率は10%程度
- 一銘柄5%以下
- 配当金構成比10%以下
少し難しいかもしれませんがポートフォリオを考える上で分散は非常に大切です。
疎かにならないようにしっかり自分の軸を持ってポートフォリオを作っていきましょう。
日本の高配当株投資の始め方は下記の記事を参考にしてね
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